【2026年11月更新】
2026年8月31日から、タイのDTVビザ(Destination Thailand Visa)の申請に必要な書類が変わりました。大きな変更は、英文の犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)が新たに必須になったことと、「申請する国での永住資格の証明」が求められるようになったことの2点です。
この記事では、何が変わり、誰にどのような影響があるのかを、DTVビザの申請代行を行うISJ(ロングステイタイランド)が実際の申請で確認している内容をもとに整理します。
- DTVの申請者全員に、英文の犯罪経歴証明書(発行から3か月以内)が必要になりました
- 提出枠3が「現在地の証明」から「申請する国での永住資格の証明」に変わりました
- 永住資格のない国からは申請できないため、隣国(ベトナムなど)や第三国での申請はできなくなりました
- 日本にお住まいの方は日本から申請します。外国籍の方は日本の永住権をお持ちの場合に限り日本から申請できます
- ワーケーション・ソフトパワー・家族のすべての枠が対象です
DTVビザは2026年8月31日に何が変わりましたか?
変わったのは、eVisa(タイの電子ビザ申請システム)の書類提出枠です。提出枠3の中身が「現在地の証明」から「申請する国での永住資格の証明」に変わり、新しく提出枠6として「犯罪経歴証明書」が追加されました。どちらも必須の項目です。
この変更は2026年8月30日(タイ時間)のeVisaシステムのメンテナンスで反映され、8月31日0時から施行されました。タイ王国大阪総領事館は、8月26日にメンテナンスを、8月28日に必要書類の変更を告知しています。
| 提出枠 | 改正前 | 2026年8月31日以降 |
|---|---|---|
| 枠3 | 現在地の証明 | 申請する国での永住資格の証明 |
| 枠6 | (なし) | 犯罪経歴証明書(英文・発行から3か月以内) |
eVisaは、各国のタイ大使館・総領事館が共通で使うシステムです。そのため、東京・大阪・福岡のどの公館に申請する場合でも、この2つの書類は同じように求められます。DTVビザの制度全体についてはタイDTVビザ完全ガイドで解説しています。
改正の対象になるのは誰ですか?
DTVビザを申請する方全員が対象です。ワーケーション枠(会社員・経営者・フリーランスなど)、ソフトパワー枠(ムエタイ・タイ料理など)、家族帯同枠のどの枠で申請する場合も、同じように2つの書類が必要になります。働き方ごとの書類の違いはDTVワーケーション枠|働き方で変わる審査の見られ方で解説しています。
ただし、犯罪経歴証明書は14歳未満の方は申請できません。お子様と一緒にご家族で申請する場合は、お子様の分の扱いが大人とは異なります。ご家族での申請はタイDTVビザの家族申請で解説しています。
なぜ隣国(ベトナムなど)で申請できなくなったのですか?
提出枠3で「申請する国での永住資格」を証明する必要があるためです。永住資格を持たない国の公館に申請すると、この書類を出すことができません。
改正前は、ベトナムなどタイの隣国に滞在して、その国のタイ公館へ申請する方法も使われていました。改正後は、申請する国に永住資格があることが前提になったため、この方法はとれません。日本にお住まいの方は、日本から申請します。申請の進め方を誤った場合に起こりやすいことは、DTVビザが却下されやすいパターンで紹介しています。
ISJ(ロングステイタイランド)は、改正前の2026年8月21日の時点で、隣国でのDTV申請の取り扱いをやめていました。隣国だからといって審査が通りやすいとは言えなくなり、住所がある国からの申請を求められる事例が出てきていたためです。8月31日の改正で、これが「方針」ではなく「要件」になりました。
eVisaはオンライン申請のため、日本国内であれば住所がどの地域にあっても申請先の公館を選べます。ISJは、在福岡タイ王国総領事館へ申請しています。
日本に住む外国籍の方や、海外に住む日本人はどうなりますか?
日本国籍でない方は、日本の永住権をお持ちの場合に限り、日本から申請できます(在留カードで証明します)。日本の永住権をお持ちでない外国籍の方は、日本からは申請できません。
日本国籍で、現在は海外にお住まいの方も、永住資格のある国から申請するという考え方は同じです。日本の住民登録を抜いている方でも犯罪経歴証明書は取得できますが、手続きの窓口や必要な書類が変わります。お住まいの状況によって扱いが異なるため、申請前に個別の確認が必要です。
なお、ISJが申請している在福岡タイ王国総領事館では、DTVの最後に面接があり、多くの場合はZoomによるオンライン面接です。日本を出国してよいのは、面接を終えてからです。申請を始めてから面接を終えるまで、目安として2〜3週間ほどは日本に滞在していただきます。結果を待つ間は国外にいても構わず、海外滞在中に承認されたビザもそのまま使えます。
犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)とはどんな書類ですか?

日本の警察が発行する、犯罪歴の有無を証明する書類です。DTVビザでは、英文で、発行から3か月以内のものが求められます。
5か国語が併記されているため英訳は不要で、申請先は住民登録地の都道府県警察本部だけです。指紋を採取するため、ご本人が窓口へ行く必要があります。発給を受けるには、外国の機関から提出を求められていることを資料で示す必要があり、ここにDTVの申請準備ならではの段取りが要ります。取得の流れと注意点はDTVビザの無犯罪証明書の取り方で解説しています。
証明書は封をした状態で交付されます。提出先に届く前に開封したものは無効とされていますが、これは手渡しで提出する場合を想定したものです。eVisaの場合は審査する側が中身を確認する必要があるため、封を開けてスキャンし、PDFで提出します。
取得までどのくらいかかり、スケジュールにどう影響しますか?
犯罪経歴証明書は、警察本部で申請してから交付まで約1〜2週間が目安です(都道府県によって異なります)。DTVビザは申請から発行まで20〜30日が目安のため、証明書の取得とほかの書類の準備を並行して進め、改正前よりも準備期間を長めに見ておく必要があります。
犯罪経歴証明書は、発行から3か月以内のものでなければ使えません。ほかの書類の準備と並行して、取得のタイミングを申請日から逆算して組み立てることが大切です。
取得にかかる日数は、都道府県や警察本部の状況によって変わります。ISJでも日数を保証することはできないため、取得の見通しが立つ前に、渡航日を固めた航空券を購入しないようお願いしています。
個人事業主・コーチング 申請 2026年9月18日 → 承認 10月8日
8月31日の改正後に、犯罪経歴証明書を含む新しい書類で申請したフリーランスの方です。申請から承認まで20日でした。
ソフトパワー・ハーブ 申請 2026年9月29日 → 承認 10月15日
改正後に、ご自身で見つけたタイの学校の受け入れ書類をもとに、ソフトパワー枠で申請した方です。申請から承認まで16日でした。
※日数は事例ごとの実績であり、目安です。同じ日数で承認されることを保証するものではありません。
日本での永住資格の証明には、何を出しますか?
eVisaの申請画面では、3番目の提出枠がこの書類です。日本にお住まいの日本国籍の方は、①身分証(マイナンバーカード または 運転免許証)と、②住民票の写しの2点を提出します。身分証だけでは足りません。
住民票の写しは、マイナンバー(個人番号)の記載がなく、発行から3か月以内のものを用意します。ISJは、申請先である在福岡タイ王国総領事館の運用に合わせて準備しています。
国外転出の手続きをして日本の住民登録がない方は、住民票の写しの代わりに「住民票の除票」を使います。ご家族で申請する場合は、全員の書類の住所がそろっていることが大切になります。
改正後のDTV申請は、代行でどこまで任せられますか?
8月31日の改正で、DTVビザの準備は「自分の書類をそろえる」だけでなく、「公的機関での手続きと申請準備を並行して進める」ものになりました。取得を後回しにすると、その分だけ申請が待たされることになります。
ISJ(ロングステイタイランド)のDTVビザ代行では、書類設計からeVisa申請までを一貫して進めます。犯罪経歴証明書は、警察本部の窓口で申請に添える書類をISJが追加料金なしでご用意し、取得の段取りもご予約の時点からご案内します。財政証明(DTVビザの残高証明|銀行書類で迷いやすいポイント)など、ほかの書類の準備もあわせて進めます。
よくある質問
公館のサイトが更新されているかどうかにかかわらず、eVisaの申請画面では既に必須の項目として設定されています。eVisaは全公館共通のシステムのため、申請画面で必須と表示されている書類は提出が必要です。
できません。指紋を採取するため、申請はお一人ずつご本人が警察本部の窓口で行う必要があります。受け取りも郵送はできませんが、やむを得ない事情がある場合は、申請の時に申し出ておくことで、委任状による代理での受け取りが認められる場合があります。
更新履歴
- 2026年11月:改正後の承認事例を加え、犯罪経歴証明書の説明を整理しました。
- 2026年10月:犯罪経歴証明書の取得目安(約1〜2週間)、面接と出国のタイミング、提出枠3の書類を現在の運用に更新しました。
- 2026年9月:2026年8月31日施行の改正内容(提出枠3の変更・提出枠6の新設・申請地)をもとに公開しました。



