タイは日本人にとって住みやすい8つの理由
タイは多くの外国人にとって、住みやすい国の1つと言われていますが、特に日本人にとっては魅力的でメリットが大きい国です。この記事では、日本人にとってのメリットのみに焦点を当て、タイが住みやすいその理由を6つのポイントに分けてご紹介します。
目次
タイは移住するためのハードルが低い（移住しやすい）
タイに移り住む事を考える時、日本から簡単に移住できるか（移住しやすいか）という点は非常に重要になります。移住に伴うタイでの手続きをはじめ、言葉の心配などタイ移住のハードルは意外と高くありません。
長期滞在用のビザの取得が比較的簡単
タイは外国人にとって長期滞在を容易にするビザ制度が整備されており、居住やビジネスの拠点として選ばれる理由の一つとなっています。以下は、個人でタイで取得できる代表的な長期滞在ビザと簡単な概要です。
リタイアメントビザ
50歳以上の外国人が申請できる「リタイアメントビザ」（タイランド・エリートビザ）は、長期滞在を希望する人に非常に人気があります。このビザの申請要件は比較的緩やかで、最低限の金融資産要件（例えば、一定額の預金または収入の証明）があれば、1年間の滞在が許可されます。更新も簡単で、リタイアメントビザ保持者は年ごとに更新することで長期間の滞在が可能です。
DTVビザ（デジタルノマドビザ）
タイはリモートワーカーやデジタルノマド向けに「DTVビザ（Digital Nomad Visa）」の発給を2024年7月から開始しています。このビザは、世界中のリモートワーカーがタイを拠点に仕事を続けられるように設計されています。対象となるのは、IT、マーケティング、クリエイティブ業界など、所謂デジタルノマドの職種で、主に国外企業と契約しているフリーランスやリモートワーカーです。DTVビザの取得は、オンライン申請や証明書類の提出が必要ですが、申請プロセスは簡素化され、外国人にとってタイでの長期滞在とリモートワークがしやすくなっています。
その他、タイランドエリートやビジネスでタイ移住を考える方はBビザなど、長期滞在するためのビザが多数あります。
タイ語がわからなくてもなんとかなる
タイは観光地として人気があり、特にバンコクやチェンマイなどの大都市では英語が話せる人が（流暢ではありませんが）多く、生活に必要な情報もほとんど英語で取得することができます。少しでも英語が分かる方は、タイで生活する上では不便とは全く感じないと思います。
また、例えばシラチャやバンコクなど日本人に人気のエリア（在留邦人が多いエリア）では、日本のお店なども多く日本語のサービスが溢れていますので、田舎と比べ日本語の通じるタイ人、日本好きなタイ人も集まりやすい環境にあります。日本語が話せるタイ人は全体から見ると少数ですが、住むエリアさえ間違えなければ、日本語しか話せなくても快適な生活ができてしまう環境がタイにはあります。
タイで日本人が多い場所（エリア）は、バンコクが１位、その次にシラチャ、そしてチェンマイと続きます。逆に田舎の方に行くと場所によっては、日本人が珍しく日本人慣れしていないタイ人が多い所もタイにはたくさんあります。慣れてくればこういったタイのディープなエリアも新鮮で、十分楽しい移住生活を送る事が可能です。
タイへは家族で移住がしやすい環境が整っている
タイは外国人にとっての住みやすさを重視しており、外国人向けの様々なサポートや設備も充実しています。特に、家族で移住する場合には、子供の教育環境に配慮した学校（日本人学校やインターナショナルスクール）又、日本語が通じる医療施設などが整備されており、家族で移住しても安心して暮らすことが可能です
インターナショナルスクールが多数
タイは外国人にとっての住みやすさを重視しており、外国人向けの様々なサポートや設備も充実しています。特に、家族で移住する場合には、子供の教育環境に配慮した学校又、日本語が通じる医療施設などが整備されており、家族で移住しても安心して暮らすことが可能です
インターナショナルスクールに限らず、バンコクやシラチャには日本人学校（小学校、中学校）もあり、お子様は日本にいる時と同じ環境で学校に通う事ができます。
日本語が通じる病院
サミティベート病院
タイには日本語が通じる病院が数多く存在しています。これは、多くの日本人観光客や移住者がタイを訪れるようになり、タイの医療施設が外国人患者に対応するために取り組んでいる結果です。
日本語が通じる病院の例の一つとしてバンコクの「バンコク病院」や「サミティベート病院」があります。これらの病院は、日本語を話す医師や看護師が在籍しており、日本人にとっては非常に心強い存在となっています。また、診療内容も日本と同様に診察、手術、検査など幅広く対応しているため、安心して利用することができます。
その他にもバンコクや主要都市には日本人が良く利用する病院がいくつかあります。病院の詳細については、「タイの病院 完全ガイド」をご覧下さい
タイは親日国である
タイは日本に対して好意的な感情がある国の1つです。特に若者の文化交流は盛んであり、そのため、日本に興味がある人や日本語が好きな人も多く、タイ人にとっても日本人との交流は親しみ深いものとなっています。また、タイ人は日本の文化に対する理解も深く、日本人にとっても他の外国と比べた場合、タイは親しみ深い国だと言えます。
- 経済関係
- タイと日本は経済関係が深く、日本はタイにとって重要な貿易相手国の一つ
- タイ政府は、日本企業を誘致するための日本企業の進出支援やビザ緩和などが行われています。
- 日本のODA（政府開発援助）は、タイにとって重要で、タイ政府はこれを高く評価しています。
- 文化交流
- タイと日本は、歴史的にも文化的にも交流が深く、お互いに興味を持ち合っています。
- タイには多くの日本食レストランや、日本文化に関するイベントが開催されています。
- 日本のアニメやドラマなどが特にタイでは人気があり、若者たちの間では「日本ブーム」が続いています。
- 政治的関係
- タイ政府は、日本との政治的な関係を重視しており、日本との間での協力を強化しています。
- タイの王室と日本の皇室との関係も深く、日本の皇室の方々がタイを訪問することがあります。
- また、タイ政府は、日本が主導する東アジア地域共同体（ＥＡＣ）に参加しています。
比較的低コストで生活ができる
昨今の円安の影響により、タイは昔ほど激安というイメージはなくなってしまいましたが、トータルで見るとまだまだ安く生活できる印象があると思います。
タイの生活コストは、都市によって異なりますが、一般的には、食費（特にローカルのタイ料理の場合）、住居費、交通費などが安く、服やレジャー、娯楽などは高めです。
・食費: スーパーマーケットで買った食材を使って自炊する場合は、日本よりも安く済みます。また、タイ料理のレストランで食事をする場合も、グレードにもよりますが、一般的に値段は安く手頃な価格になります。
・住居費: 家賃は、都市によって異なりますが、一般的には日本よりも安く済みます。また、家具や家電も比較的安めです。
・交通費: 電車、タクシーやバスなどの交通手段は、日本よりも安く済みます。また、バイクや自転車なども購入することができますが、購入する場合は特に車は日本と比較すると高くなります。
タイは生活しやすい環境が整っている
タイはインフラや食生活環境も整っていて、実際に住んで生活する上での重要な要素がカバーできている点も、タイが住みやすい国である大きなポイントになっています。
インフラが整備されている
タイは急速な経済発展と共にインフラの整備も進んでおり、外国人にとっても住みやすい環境が整っています。特に都市部では、交通、通信、電力などのインフラが充実しており、快適な生活が送れる基盤ができています。
交通インフラ
バンコクをはじめとする主要都市では、公共交通機関の発展が著しいです。BTS（スカイトレイン）やMRT（地下鉄）は、通勤や移動のストレスを大幅に軽減しており、外国人でも簡単に利用できます。また、GrabやBoltといったライドシェアサービスが普及しているため、タクシーをアプリで呼び出せる便利さがあります。これに加えて、高速道路や鉄道網が広がり、地方へのアクセスも改善されつつあります。
通信インフラ
タイの通信インフラは非常に発達しており、都市部では高速インターネットが当たり前です。4G、5Gネットワークが広く利用可能で、Wi-Fiもほとんどのカフェやレストラン、公共施設で無料で提供されています。外国人が仕事や個人の生活で通信環境に困ることはほとんどありません。また、モバイル通信プランも手頃な価格で、簡単に契約できます。
電力と水道
タイは比較的安定した電力供給を誇っています。特に都市部では停電は稀で、外国人が生活を送る上での障害にはなりません。さらに、住宅にはエアコンや温水シャワーなどの設備が整っているため、快適な住環境を維持できます。水道も日本程ではありませんが、品質は改善されており、飲む以外の用途では安全に利用できます。
医療インフラ
タイの医療インフラが整っている事も生活しやすい大きなポイントです。バンコクやチェンマイなどの都市には、国際的に認められた医療機関が多く、日本語、英語での診察や高度な医療サービスを受けられるため、いざという時も安心です。医療費も欧米諸国に比べると手頃で、医療ツーリズム（医療観光）の一環としてタイに治療目的で観光に訪れる人も年々増えています。
日本食レストラン、日本食材が揃っている
タイには多くの日本食レストランがあり、また、日本人シェフによる日本料理店も増えており、本格的な日本料理が味わえる場所もあります。タイでの日本食ブームは年々広がっており、日本食を取り扱うタイの飲食店自体も増えていますが、日本にある日本食チェーンのタイ進出もうなぎのぼりに増えています。
日本の食材店
日本の食材に関しても、日本人の多いエリアに移住する場合は困る事はまずありません。日本のドン・キホーテをはじめ、日本食材専門のスーパーが多数あり、魚介類や野菜、果物など、日本からの輸入食材も増えており、また日本の技術の高い冷凍食品から、調理したばかりの日本のお惣菜、日本独自の調味料なども含め日本で馴染みのある日本製品が豊富に調達できます。
日本食材店があまりない地方に移住した場合も、最近では「LAZADA」（ラザダ）や「SHOPEE」（ショッピー）などのような、タイで有名なオンラインショッピングサイトを利用すれば日本の調味料やレトルトや乾燥食材などは、手軽にオンラインで注文して配達できるようになっています。
マッサージやゴルフ好きな人にとってはタイは天国
タイは世界的に有名なゴルフ場が多く、ゴルフ好きには天国と言えるでしょう。特に、バンコク周辺には多くのゴルフ場があり、プロのトーナメントも行われるほどのレベルの高い場所もあります。また、年中温暖な気候がゴルフを楽しむための条件としても大きなメリットとなっています。
疲れた身体をタイマッサージで癒す
ゴルフの後は、美味しい食事をし、タイマッサージで疲れ身体を癒すのもタイでゴルフを楽しむ醍醐味の一つです。タイでは大きな都市に限らず、田舎でも、タイマッサージ店は無数にありますので、ゴルフの後に限らずいつでも好きな時に利用する事ができます。
まとめ
このようにタイは日本人にとって過ごしやすい環境があり、移住がしやすい国の上位ランキングを常にキープしています。特にバンコクは年々日本人が過ごしやすい環境がさらにスピード感を持って整ってきている印象があります。ただ注意すべき点はタイのどこに移住するかで、居住環境も住みやすさもガラっと変わってしまうという点です。タイで日本のサービスが充実していて、日本人が日本語しか分からなくても、なんとかなってしまうエリアは限定されます。詳しくは下記のおすすめの移住先エリアをご覧ください。
