タイに来る前に知っておきたいタイの法律6選
タイを訪れる際は、やはり郷に入っては郷に従えで、タイの法律を厳守しないといけません。特に思いもせぬトラブルに巻き込まれないようにするためには、あまり日本人に馴染みのない法律でも知っておくべき法律がいくつかあります。この記事ではそんな前もって知っておきたいタイの法律について、6つ程ご紹介いたします。これらの法律はタイ国民はもちろん、外国人の短期旅行者や長期のタイ移住者全てに適用されます。
目次
タイの新型コロナ関連の法律【入国規制に関する法律】
2022 年 7月 1日以降、タイの入国規制撤廃により、外国からの渡航者はタイランドパスを含む様々な条件が不要になりましたが、一部の国からは2023年1月現在、新型コロナウィルスの治療費がカバーされた保険加入の要件などが残っています。将来的にどのように入国規制が変わるかは分かりませんので、常に最新の情報を確認しておく必要があります。
又ビザについても、入国規制中や規制緩和時に頻繁に変更される事がありますので、ビザの、特に滞在期限についてはオーバーステイになっていないかご注意下さい。
タイに入国したら、どこに行くにもパスポートなどの渡航書類を携帯することをお勧めします。長期滞在者にとっては常にパスポートを持ち歩くことは現実的ではないので、鮮明に印刷されたコピー等を所持しておくのが良いでしょう。旅行者の方は、ホテルや宿泊先の電話番号と住所も携帯していた方が安心です。
タイの国王と王族のに関する法律
タイは国王と王族が率いる君主制国家です。タイには政府がありますが、タイ国民と外国人の両方が不敬罪法に従い、国王とその家族に敬意を払う必要があります。
外国人が不敬罪で王室を侮辱したとして逮捕されることはあまり一般的ではありませんが、可能性としては十分にあります。不敬罪法は、直接誰かとコミュニケーションをとっている間だけに限らず、オンライン(SNSなど)で有効です。王室関連の言動、特にご注意下さい。タイにいる間はオンライン上を含め、公の場で王室全体に言及することを避けるのが最善です。
タイの飲酒法
タイでの飲酒可能年齢は 20 歳からです。タイでは 20 歳の誕生日より 1 日でも若い場合、外国人もアルコールを購入または消費はできません。タイの警察は、未成年者の飲酒に参加する外国人を厳しく取り締まっています。
タイの喫煙法
入国時のたばこ規制
タイへの入国する際は、1 人あたり 200 本までのタバコの持ち込みが許可されていることを覚えておいてください。許容限度を超えて所持した場合、タバコの推定価格の 10 倍までの罰金が科せられる可能性があります。
タイの空港の税関では、時として誰もいなかったり、仕事を放棄したかのように何もチェックしない事も多々ありますが、しっかりチェックする時もあります。大丈夫だろうと思ってこっそり所持していても運悪くチェックされる場合もありますのでご注意下さい
公共の場での喫煙について
サムイ島、パタヤ、プーケットなどのタイの有名ビーチの多くは、訪問者がビーチサイドで喫煙することを許可しておらず、これはタイ国民だけでなく外国人にも当てはまります。制限されたタイのビーチでの喫煙した場合、10,000 バーツの罰金と最高で 1 年間の懲役の可能性もあります
指定されていない公共の場所での喫煙も罰金を科される可能性があり、プラスチック、たばこの吸い殻、および道路を汚し、野生生物に害を及ぼす可能性のあるその他の有害廃棄物の不適切な廃棄も同様とされていますのでご注意下さい
電子たばこについて
タイでは気化器と電子たばこは禁止されており、これらのアイテムを所持していると、重い罰金を科されるだけでなく、懲役が科される可能性があります。※販売目的でこれらのアイテムを見つけた場合、罰金はさらに高額になり、最大5年の懲役刑が科されます。
不思議に思うかもしれませんが、タイでは電子タバコの健康への安全性がまだ証明されていないという立場で、その一切を禁じています。特に公共の場では本物のたばこより逆に目立ちますので(すぐに見つかる可能性がありますので)ご注意下さい
タイの薬物法
タイでは気晴らし目的(遊び目的)での麻薬使用は幅広く禁じられています。こういった指定された麻薬を使用したり、所持したりした場合は、逮捕されます。これには、天然および化学由来のあらゆる薬物が含まれます。
2018 年初め、タイはマリファナ(大麻)を合法化した最初の国の 1 つである事で有名になりましたが、実際にあまり詳細に報道されていないのは、これには適用される詳細な条件あるという点です。CBD等の幻覚を伴わない大麻の一部の成分のみを含めた飲料、食品の販売や購入は大きく解禁されコンビニでも販売されていますので一般的に摂取する事は何も問題はありませんが、大麻を自然の草のままで吸う行為(又は全ての成分を抽出して接種する行為)は現在でも医療目的以外では違法にあたります。
実際にタイでは、大麻ショップが急増していて、大麻そのものも販売しているショップもかなり多い状況ですが、厳密には違法にあたりますので、検挙されるケースも出てきています。個人店舗等で販売されている大麻関連商品を使用される場合は、そのモノがどのような成分構成になっているか注意が必要です。
タイの絶滅危惧動物法
タイ王国は、一般に CITIES としても知られる野生生物法に署名しています。これは、違法な野生生物取引に何らかの方法で購入、販売、または参加した者は、多額の罰金と懲役の両方に直面することを意味します。CITIES 野生生物法は、生きている動物と、毛皮、骨、象牙などの動物の副産物の両方に適用されます。