タイ 医療保険|完全ガイド
タイは世界中から観光客や長期滞在者が訪れる魅力的な国ですが、病気やケガのリスクも当然あります。特にタイに長期滞在する際は、医療保険の加入は非常に重要になりますがタイの医療保険にも様々な種類があり、カバー範囲や手続きなども異なります。この記事ではタイでの医療保険についての基本的な理解を深め、ご自身に合う医療保険を選ぶためのガイドとして作成しています。又タイで安心して移住生活を送れるよう、ご自身に合う医療保険の選定も個別にご相談を承っております。
タイ 医療保険の基本概要
タイ 医療保険制度について
タイ 民間の医療保険【3タイプ】
タイで外国人(日本人)が加入できる民間の医療保険は、大きく分けて3タイプあります。1年以下の旅行者の場合は、トラベル保険が該当しますが、移住者が加入する医療保険は2の健康保険又は3の生命保険(健康保険付き)タイプになります。
1.トラベル保険(Travel Insurance)
トラベル保険は、旅行者や短期滞在者向けの短期の保険になります。このタイプの保険は、タイに滞在している期間(通常1年以下)の、事故や病気などをカバーしています。短期のタイ入国用保険(新型コロナ対応の保険)などがトラベル保険に該当します。この記事では長期滞在者向けの医療保険に絞り、トラベル保険に関しては割愛いたします。
詳細▶ タイ入国用保険のご案内
2.健康保険(Health Insurance)
健康保険は事故や病気の際の医療費用のカバーに特化した保険タイプになります。通常、医師の診察、入院、通院、処方箋薬などが広範囲で含まれます。(※カバー範囲は保険商品にもよります)通常、タイで医療保険というと一般的にはこのタイプの保険の事を指します。
3.生命保険(Life Insurance)
生命保険と健康保険の大きな違いは、死亡時の補償があるかどうかという点になります。生命保険は死亡時の補償に焦点を当てており、受取人が生活費や葬儀費用など様々な費用をカバーする事ができます。生命保険でも、事故や病気の際の医療も全てカバーしたタイプの保険商品も多数あります。
タイで医療保険が必要となる方【2パターン】
①一部のビザの要件で医療保険加入が必要な方
ロングステイビザ(OAやOX)ビザを申請される方は、医療保険への加入が必須となっています。このタイプのビザは日本のタイ大使館でのみ申請ができるタイプになります
- 新型コロナウイルス感染症及び関連疾患の治療費を含む 10 万米ドル以上もしくは 300 万バーツ以上の治療 補償額
※同じリタイアメントビザ(O)の場合は、タイ国内で切り替えができるタイプになり、タイに観光ビザ等で入国後に切り替え申請ができます。リタイアメントビザ(O)には保険要件はありません。 リタイアメントビザの詳細はこちらから
②タイに長期滞在される方で、個人的に医療保険をお求めの方
タイに移住、長期滞在される場合において、個人的に保険を希望される場合は、ビザの要件にあるような指定された補償額を満たす必要がはないため、保障額・保障範囲などもご希望に合わせて調整が可能です。保険の条件なども制限はなく様々な保険の選択肢があります。
タイの医療保険を選択するポイント
日本人にとってタイで医療保険を選択する際、考慮する重要なポイントとしては下記の4点が挙げられます
- 病院でのキャッシュレスに対応している
- ご予算に合わせたオプションやプランの選択が可能
- 保険料を抑えるために補償限度額の細かな調整が可能
- 日本語でのサポートが付いている保険