TICA – Thailand Incentive and Convention Association – によると、タイはパンデミックが起こる前までは、医療目的だけで年間約100万人の外国人を引き寄せていたと言う。今年に入り観光客数が再び上昇し始め、タイの病院は再び観光客を、特に手術のための旅行者を徐々に引き戻してきている。
なぜ、医療目的でタイなのか
タイは、海外でトレーニングを受けた医師が多い事や世界の最先端の医療機関で行われている様々手術を提供できる国として近年世界で知られるようになった。タイの医師は一般的に英語が堪能で、ほとんどの主要病院には主要言語に堪能なスタッフが揃う。タイ全土にある世界有数の施設は最新技術を誇る。また、最先端の医療技術が提供されるとともに、患者様への質の高いケアも提供されており、まさにタイが得意とするホスピタリティの表れと言える。
タイはアジアのメディカルツーリズム市場の9割を占めると言われているが、その大きな理由の一つはコストパフォーマンスの高さにある。アメリカやヨーロッパ、オーストラリアで同様の治療や手術を受けた場合、その何分の一かの費用で済むこともある。
(例)バムルンムアン病院とその代表的な手術
多くの旅行者は、地元タイ人と外国人に信頼がある、大規模で定評のある病院グループを探します。受賞歴のあるトンブリー・バムルンムアン病院は、タイ国内に10の病院を持ち、40年の歴史を持つトンブリー・ヘルスケア・グループPLCの一員で、登録ベッド数は963、外来患者数は5,800人に上る。これは、多くの外国人が母国で直面する手術のための長い行列がないことも意味する。トンブリー・バムルンムアン病院の外科センターは、診断と治療サービスを高い技術で兼ね備えている。この病院の医師団は、さまざまな専門分野の認定を受けていて大腸、血管、乳房、腹腔鏡、肝臓、膵臓、胆道、形成外科、一般外科など、多岐に渡る手術が行われていいる。また、O-ARM手術室、コンピューターナビゲーターテクノロジー、最新のMRI/CTスキャン機器により、高い精度と成功率を維持した手術を提供している。
トンブリ・バムルンムアンの手術センターの院長は、アルン・クリットサナサクン医師。世界的に認められている低侵襲のロボット手術技術「ダヴィンチ」の認定を持つ一流の外科医で彼の資格には、日本の国立がん研究センター東病院からの認定、低侵襲手術の他の多くの認定、腹腔鏡下一般外科の国際認定が含まれる。
手術を必要とする人のために、センターは、次のような手順の広いスペクトルをカバーするために十分に装備されている。
腹腔鏡およびロボット技術による低侵襲手術
腹腔鏡手術:胆嚢摘出術、虫垂切除術、ヘルニアなど
先進的な腹腔鏡手術。大腸がん、胃がん、肝・胆道がん、肥満手術(減量)、腸の手術、泌尿器科関連疾患、甲状腺疾患
ロボット技術 大腸がん、前立腺がん
当センターの集学的チームには、経験豊富な腫瘍医、放射線科医、消化器がん治療と乳がん(再建のための腫瘍形成チームも含む)を専門とする高度な低侵襲手術の専門家が揃っている。
参照:TICA