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仮想通貨ローンは非課税?主要国の税制比較と注意点【2025年版】

仮想通貨ローンの各国の課税・非課税状況

仮想通貨ローンは、資産を売却せずに現金を調達できる手段として、世界中で注目を集めています。しかし気になるのは「税金」の扱いです。

「仮想通貨ローンで得た資金は課税対象になるのか?」「国によって非課税かどうかは違うのか?」など、国際的に資産を管理している人にとっては重要な問題です。

本記事では、日本を含む主要な国における仮想通貨ローンの税務上の取り扱いを比較し、非課税で活用するための実務的なポイントを解説します。

タイに関しては別記事で詳しく解説していますが、ここではグローバルに展開したい方向けに、国ごとの傾向と注意点を整理しました。

目次

第一章:「仮想通貨ローンの税務上の位置づけ」

仮想通貨ローンは、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を担保にして、USDTや法定通貨を借り入れるという形式で資金を調達する方法です。

このとき受け取る資金は、あくまで返済義務のある「借入金」であり、通常の所得とは異なり、収入ではなく負債として分類されます。

税務上のポイントは、「経済的利益の確定があったかどうか」です。仮想通貨を売却して利益を確定すれば、それはキャピタルゲインとして課税対象になりますが、ローンの場合はそのような利益の確定が行われません。

また、担保となる仮想通貨は返済時に返還される前提でロックされるため、所有権の移転や実現益も発生しません。この構造によって、多くの国では仮想通貨ローンは「非課税」と解釈される傾向があります。

ただし、国ごとの税法解釈や報告制度には違いがあるため、「どこの国で、どう扱われているか」を正しく把握することが、トラブル回避のためには不可欠です。

第二章:主要国別|仮想通貨ローンの税務対応比較【2025年版】

仮想通貨ローン各国の税制

ここでは、日本・タイ・シンガポール・UAE・アメリカ・イギリスといった、主要6カ国における仮想通貨ローンの税務対応状況を比較します。

各国の制度は異なりますが、共通して「借入金=所得ではない」という考え方が根拠となっており、ほとんどの国で非課税の扱いが主流です。

ただし、債務放棄が行われた場合や、担保処分益が実質的な利益とみなされるケースでは課税の可能性もあるため、国ごとの傾向を正確に把握しておくことが重要です。

居住国非課税の扱い補足・注意点
🇯🇵 日本原則非課税債務免除時(返済放棄)には課税の可能性。貸与目的と認定されると雑所得の扱いも。
🇹🇭 タイ非課税借入金は所得に該当せず、国外源泉所得にも当たらない。▶ タイでの詳細はこちら
🇸🇬 シンガポール非課税キャピタルゲイン課税なし。法人設立による節税スキームと相性が良い。
🇦🇪 UAE(ドバイ等)非課税個人所得税ゼロ。非居住者でも税務負担がない。CRS非加盟で柔軟な運用可。
🇺🇸 アメリカ原則非課税ローン収入は課税されないが、IRSへの報告義務あり。担保清算後の債務免除益には注意。
🇬🇧 イギリス原則非課税ローン契約に基づき、資金の使途や返済実態に応じて処理。長期保有資産の節税効果も。

第三章:国際的な活用の注意点|ノマド・多拠点生活者向け

仮想通貨ローンは多くの国で非課税とされていますが、場合によっては注意が必要です。 特に国境をまたぐ資金の動きや、複数国に居住・拠点を持つ人にとって海外在住者・ノマドなどが仮想通貨ローンを利用する際に気をつけたいポイントを整理します。

✅ CRS・FATCAなど国際的な情報開示制度の存在

CRS(共通報告基準)やFATCA(米国市民向け報告義務)により、一定金額以上の銀行入金や資産保有は自動的に各国税務当局に共有される可能性があります。

👉ローンの資金を海外の銀行に送金する際も、資金の出所と契約内容を適切に説明できるようにしておくことが重要です。

✅ 租税回避地と居住国の税務上の衝突

たとえば、シンガポールやUAEでは非課税であっても、日本・オーストラリア・カナダなどの高税率国に居住している場合、「本当にそこが課税根拠地か?」「PE(恒久的施設)を持っていないか?」といった観点で課税されるリスクがあります。

✅ 居住国が変わることで申告義務が変わる

ノマド生活者によくあるのが、「どの国にも確定した納税義務を持っていない」と思い込んでいることによる過失リスクです。実際には滞在日数・活動拠点・銀行口座の使用実態などによって、非居住者であっても課税義務が生じる場合があります。

どの国であっても、「非課税」という情報だけで安心せず、居住国の税制と国際的な情報共有制度の両方を意識して準備しておくことが、仮想通貨ローンを安全に活用する最大のカギです。

第四章:仮想通貨ローンを合法・安全に活用するためのポイント

仮想通貨ローンは、多くの国で非課税扱いとなり得る強力な資金調達手段ですが、「安心して使えるかどうか」は、契約と記録の管理にかかっていると言っても過言ではありません。

ここでは、実際に仮想通貨ローンを活用する際に押さえておくべき実務上のポイントを、プロの視点から解説します。

✅ 1. ローン契約書と担保送付の記録を必ず保管

「借入である」と説明するためには、契約書(英語可)と、担保(仮想通貨)を送付したトランザクション履歴が不可欠です。これがあることで、所得ではなく金融契約であることを明確に主張できます。

✅ 2. 資金の受領証明と入金記録もセットで残す

ローンで得た資金をウォレット→銀行へ送金する場合、資金の流れを説明できるように、ウォレットアドレス・取引履歴・銀行口座への着金記録を時系列で保存しておくことが推奨されます。

✅ 3. 出所を聞かれたときは「ローン契約」で説明

銀行や税務当局から「この資金は何ですか?」と問われた場合には、ローン契約に基づく借入金であり、返済義務がある旨を明確に伝えることが重要です。

✅ 4. 専門家への事前相談でリスクを未然に回避

金額が大きくなるほど、金融機関・税務署が注目する可能性は高くなります。事前に税務・金融・国際税制に詳しい専門家に相談しておくことで、あとから修正申告や説明対応に追われるリスクを最小化できます。

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第五章:まとめ|非課税で仮想通貨ローンを使うには

仮想通貨ローンは、資産を売却せずに現金を得るという合理的な選択肢であり、多くの国で「借入金=非課税」として扱われている点が大きな魅力です。

しかし、国際的に資金を移動させる時代においては、CRSやFATCA、居住国の税務判断といった外部要因を見落とすと、思わぬリスクにつながる可能性があります。

国ごとの制度を理解し、契約書や記録を適切に管理することが、仮想通貨ローンを合法かつ安心して活用するうえでの最大のポイントです。


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仮想通貨ローンに関するよくある質問

仮想通貨ローンはどの国でも非課税なのですか?

原則として、仮想通貨ローンで得た資金は「借入金」として扱われ、売却益や所得とはみなされないため、記事の例を含め多くの国で非課税となっています。
ただし、債務放棄(返済せずに放置する)や、担保仮想通貨の清算などが行われた場合は、国によっては課税対象とみなされることもあります。課税対象になるかどうかは居住国によって定義やリスクは異なるため、必ず現地の税務に詳しい専門家に確認のうえご利用ください。

どの国でローンを使うのが一番おすすめですか?

用途や居住国によって異なりますが、以下のような特徴があります:

  • 🇸🇬 シンガポール:キャピタルゲイン課税なし+ローンも非課税 → 投資家向け

  • 🇦🇪 UAE(ドバイ):個人所得税なし+CRS非加盟 → 富裕層・非公開資産運用に強み

  • 🇯🇵 日本:原則非課税だが、債務免除益など細かい規定があるため注意

  • 🇹🇭 タイ:国外所得ベース、所得にはあたらない

いずれにしても、<span class=”marker_blue”>ご自身の居住国・資産背景に応じた税務戦略が最も重要です</span>。判断に迷う場合は、ISJにご相談ください。

審査は厳しいですか?誰でも利用できますか?

BinanceやNexoでは、アカウントを持っていれば基本的に誰でも利用可能です。
EquityFirstの場合は、一定以上の資産をお持ちの方(4BTC数枚以上)に限定されますが、その分金利や条件が圧倒的に優遇されます。申請方法はEquityFirstもシンプルにお申込み頂けます。KYC→お申込み→契約書署名→仮想通貨移管
と1-2週間内に完了します。

日本語で手続きできますか?

BinanceやNEXOは日本語UIがあり、画面の言語は切り替えられますが、直接の日本語サポートはありません。但し、UIは非常に使い勝手が良いため、直感的に操作のみで気軽にローン機能を利用できる利点もあります。

一方、EquityFirstの公式窓口は英語対応ですが、クリプトローンのアジア担当(日本人担当者)も在籍しています。ISJ経由でのお問い合わせはEquityFirstの日本人担当者と直接日本語でのご相談・申し込みを行う流れになっており、最初から最後まで日本人によるサポートが付きます。ご不明点は事前にLINEやメールでクリアにしながら進められますので、英語が苦手な方でも安心して利用できる体制になっています。

仮想通貨ローンを利用した場合、日本での税務上の取り扱いはどうなりますか?

日本において、仮想通貨ローンの利用に関する税務上の取り扱いは以下の通りです:

  • 借入時: 仮想通貨を担保にして資金を借り入れる行為自体は、通常、課税対象とはなりません。
  • 返済時: 返済に伴い、担保としていた仮想通貨を売却する場合、その売却による利益は「雑所得」として所得税の課税対象となります。
  • 利息収入: 仮想通貨を貸し出して利息を得た場合、その利息収入も「雑所得」として課税対象となります。

この仮想通貨ローンは、お持ちの仮想通貨を担保にUSDTなどの資産を調達する「借入」に該当するため、課税対象とはなりません。

仮想通貨ローンの利用における主なセキュリティリスクはありますか?

BINANCEやNEXOなどのプラットフォームで仮想通貨ローンを利用する際には、以下のようなセキュリティリスクに注意が必要です:

  • プラットフォームの破綻リスク: Celsius Networkのように、仮想通貨レンディングプラットフォームが経営破綻するケースがあり、預けた資産が返還されないリスクがあります。
  • ハッキングや不正アクセス: 仮想通貨を保管するウォレットや取引所がハッキングされ、資産が盗まれる可能性があります。
  • スマートコントラクトの脆弱性: DeFi(分散型金融)プラットフォームでは、スマートコントラクトのバグや脆弱性を突いた攻撃が行われることがあります。
  • 詐欺やスキャム: 高利回りを謳う詐欺的なプロジェクトや、突然資金を持ち逃げする「ラグプル」と呼ばれる詐欺も存在します。

EquityFirstの場合は、ローン契約を結んだ際にこちら側が指定したウォレットに資金を送金してもらえるため、信頼するプラットフォームのウォレットを指定する事も、プライベートウォレットを利用する事も可能です。ご自身でコントロールが可能なため、上記のようなリスクは比較的低いと言えると思います。

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