タイ リタイアメントビザ更新ガイド

タイでリタイアメントビザ(Non-Immigrant O)を取得した方は、毎年更新が必要です。しかし、更新時には次のような不安や課題を感じる方が少なくありません:
- 必要書類や条件が変わり更新が難しい
- 残高証明の条件が厳しい
- イミグレ(移民局)窓口での対応が不安
本ガイドでは、そうした悩みを解消すべく「更新手続きの流れ」「個人申請での注意点」「代行サービスを使うメリット」を分かりやすくまとめました。
目次
リタイアメントビザ更新時期の確認
ISJ代行での更新時期:
- ビザの期限の90日前から申請可能。
- 忘れずにパスポート内のスタンプ(滞在期限)を確認しましょう。

更新できるタイミングは各管轄によって異なる場合があります。バンコクのイミグレーションではビザの期限45日前からも更新が可。その他の地域は一般的には30日前から申請可能となっています。
リタイアメントビザ更新の流れ【申請から受け取りまで】

リタイアメントビザの更新の条件【必要書類】

更新の条件や必要書類は、担当者レベル又各管轄によっても微妙に異なります。特に業者を利用する場合と個人での申請には大きな違いがあります。
ISJ代行を利用した場合
リタイアメントビザ(O)弊社での必要書類【ISJ】※パタヤ

パスポートの原本+コピー

カラー証明写真:ビザ用(4cmX6cm)X2枚

80万B以上の残高証明書(維持証明は不要)※満たない場合のサポートも可

居住証明書
- 80万Bの残高証明書は申請当日のみ必要。それまでの保持についての証明は不要です

業者による代行の場合、長年同じ担当者と継続して手続きを行っている信頼関係の元、様々な便宜を図ってもらえるメリットがあります。タイではイミグレーションの責任者に部分的に裁量権が与えられています。その範囲内であれば手続きを簡素化する事が可能です。※但し、担当者の決定権によっても差がありますので、どこの管轄か、又どのポジションの担当者か等によっても、得意・不得意がありルールも微妙に異なります。
リタイアメントビザが更新できないケース

初回のリタイアメントビザが取得できていれば、通常は問題なく更新できるはずですが、まれに更新できない、又は更新を拒否されるケースもあります。ここでは、弊社代行で解決したケースの中で最も多かった事例を2つ紹介いたします。
更新できないケース①
例①:初年度の途中でのルール変更で更新できない(個人申請)
リタイアメントビザに関わらず、タイでは途中から急にルール変更がある場合が多々あります。例えば、口座に保持する残高の例を挙げると、申請前3カ月間の保持が必須となったと思えば、また急に申請後も40万Bは常に口座に保持も必須になったりなど、細かいルールの調整や変更が事前報告なく起きているのが現状です。

その他、担当者によっても初年度は言われなかったような追加書類が更新の際に急に必要になった例もあります。基本的に担当者の裁量に従わないとならないため、矛盾していたり、嫌がらせにしか思えないような事を言われる事もあり、追加書類を短期間に急に準備するのが難しい場合は、物理的に更新ができない状況になります。
更新できないケース②
例②:業者に依頼して取得したビザなのに2年目に更新ができない
このケースも良くご相談を受けます。例えば、本人の同行なしでビザ申請を請け負うケースなどが最近では最も多い事例になります。特にバンコクで多い事例ですが、基本的に現状ではタイのどこのイミグレでも申請時に申請者の写真を撮影しています(証明写真とは別で、出頭した証拠のための写真です)この画像はイミグレのシステムにデータと一緒に記録保存されますので、2年目の更新時にその画像がなかった場合、初年度申請時にイミグレに出頭しなかったという事がすぐにバレてしまいますので、その結果、更新を拒否されてしまう結果になっています。

この例で最も多いのは、「アユタヤで代理取得するので出頭は不要」というケースです。実際スタンプを見ると、アユタヤでの申請ではなくコンケーンやタイ南部の街のイミグレにパスポートのみ郵送し、スタンプだけ押して返送してもらうような事例が多く発生しています。コンケーンのイミグレは以前一斉摘発を受け、現在は郵送対応は一切できなくなっていますが、タイ国内のどこのイミグレでも、この方法での申請は本来できません。本人出頭がない場合は通常は2年目に拒否される可能性が高くなりますのでご注意下さい
出頭なしで初回のビザを取得された方は、ビザのスタンプ下部にイミグレの管轄名が小さく記載されていますので(実際どこで申請されたかが一目で分かりますので)チェックしてみて下さい。代理申請すると聞いていた場所とは違うイミグレーションのスタンプだった場合は、郵送での申請であった可能性が非常に高いと思います。
リタイアメントビザの更新を拒否された際の対処法
個人申請の場合で、重箱の隅をつつくように細かい点を指摘されたり、明らかに担当者の言ってる事が矛盾していると感じた場合、後日別のイミグレで別担当者で再度挑戦してみるのも一つの手です。その時の担当者の機嫌や性格で変わる可能性もあります。
何度トライしても却下されてしまう場合、内容にもよりますが、その管轄のルール外、又担当者の裁量で判断できないトラブルの可能性が考えられます。
リタイアメントビザ更新トラブルのご相談

下記のようなケースの場合、出国なく解決可
- 2年目の更新時に追加書類を求められ更新ができなかった
- 初年度に出頭なしでビザを取得してしまった
- 近隣国に一旦出国し、再度NON-Oを取得するように言われた
- 2年目の更新に必要な書類が揃えられない
- 資力証明で過去の期間に口座資金が足りず、更新ができない
初年度の申請を出頭なしで申請してしまったケースなどもバンコクでは更新がほぼ不可になる事がありますが、大抵のケースはこちらのイミグレでご相談頂く事で出国なく更新処理を行う事ができます。難しいケースに該当していると感じられた場合は一度ご相談下さい。
