EVISA審査実態|申請場所で異なるルールと注意点【実例】

タイのEVISAはオンラインで申請できる便利な制度ですが、申請時に選択する「在外タイ大使館・総領事館(管轄)」によって審査基準や対応が異なることをご存知でしょうか? 同じ申請内容でも、ある管轄では承認され、別の管轄では追加書類や面談が求められることもあります。 本記事では、実際の代行の体験をもとに、申請場所によって変わるEVISA審査のルールや傾向について詳しく解説します。
目次
EVISA全体の流れや申請方法については、こちらの完全ガイドで詳しく解説しています。
EVISA審査ルールは申請場所によって異なる?
タイのEVISA申請は全世界共通のオンラインプラットフォーム(thaievisa.go.th)から行われますが、実際の審査は申請者が指定したタイ大使館・領事館(在外公館)が独自に行う仕組みです。つまり、画面上は「一元的」に見えても、書類の取り扱いや判断基準は各地で微妙に異なります。
✅ 過去の取引明細書が推奨される場面で、ある地域では残高証明書だけで承認される
✅ ある国では銀行関連の書類の形式にこだわり、ある国では通帳でOK
この違いは、在外公館がそれぞれの地域の慣習・言語・過去の不正ケースなどを踏まえ、独自の審査ポリシーを設けていることに起因しています。つまり、「どの大使館を選ぶか」によって、同じ書類を提出しても結果が変わる可能性があるのです。

提出書類が不透明な場合は、まずは追加書類の要請がある事が多いですが、お名前、パスポート番号、有効期限など記入による間違いは、EVISA審査官側で訂正する事が出来ない仕組みになっているため、少しでも違えば一発アウトになりますのでご注意下さい。記入内容に誤記がないか2度、3度見直す事をお勧め致します
実際にあった申請場所ごとの違い(実例)
実際に弊社で対応したEVISA申請において、同じ書類でも申請先によって要求される補足書類や処理スピードに差異が見られました。以下に代表的なケースを紹介します。
📍 ケース1:東京のタイ大使館
- 面談要請や追加書類が出て来やすい
- 渡航予定日の後に日をわざわざ設定してくる事がある(予定が狂う)
- 記入間違いなど即却下、その後の再申請も急いでくれない(審査厳しめ)
📍 ケース2:大阪のタイ大使館
- 航空券の予約書が要らない申請でも、高確率で航空券予約書を求められる
- 審査の厳しさは平均的です
📍 ケース3:福岡のタイ大使館
- 誤記入などで却下になっても、理由をはっきり丁寧に教えてくれる
- 再申請時も審査は早く渡航スケジュールに配慮してくれる事が多い
日本だけでなく、国によっての違いも多数あります。
📍 ケース4:スイスのタイ大使館
- 取引明細書3ヶ月分の条件下でも、その時の残高証明書だけで承認された。
- 補足:他の管轄では見られない対応です
📍 ケース5:米国のタイ大使館
- ビザの種類やグリーンカード保持者は、USの銀行での証明を出せと言われた
- 補足:通常申請要件には銀行口座がどこの国かの縛りはない
📍 ケース6:ベトナムのタイ大使館
- 3ヶ月の残高維持の要件で、追加書類で6ヶ月分出せと言われた。
- 補足:居住者である証明(ビザがあるか)も厳しめです。
これ以外にも各国で大使館の癖や傾向が確認されています。

このように、申請国によって判断の傾向や重視ポイントが異なるため、事前の戦略的な傾向対策が成功率に直結します。弊社では、各地の実例をもとに審査が通りやすいようにそれぞれの管轄の傾向に合わせて調整してしています。
申請前に確認したい3つのポイント
EVISAの申請はオンラインで完結できる一方、書類の不備や誤解によって却下・追加提出を求められるケースが少なくありません。申請前に必ず以下の3点をチェックすることで、審査の通過率が大きく向上します。
- 申請するビザの種類と目的が一致しているか
観光目的なのにリタイアメントビザを申請する、就労しないのにビジネスビザを選ぶといったミスマッチが原因で却下されるケースがあります。 - 必要書類の最新版を確認しているか
大使館や領事館によって求める書類が微妙に異なるため、申請場所ごとの要件を事前にチェックしましょう。特に残高証明、英文職業説明書などは対応に差があります。 - 入国予定日とビザの有効期間を把握しているか
EVISAの「発行日=有効開始日」です。発行が早すぎると入国前に期限が切れる可能性もあるため、入国予定日から逆算して申請するのが基本です。
まとめ|申請場所ごとの違い知って、成功率を高める
EVISA申請においては、提出する書類や審査の厳しさが各大使館・領事館で異なるため、申請場所での傾向そのものが審査通過率を左右する重要な要素となります。
特にビザの種類によっては、求められる英文書類の厳しさや追加面談の有無などに差が見られることがあります。
自身の居住地や渡航予定を考慮しつつ、そこの管轄の審査がどのような傾向かを想定した上で準備を行うのがポイントになります。
ISJでは、これまでの申請サポート実績をもとに、お客様の居住地に応じた「申請の傾向」のアドバイス、その傾向に沿った書類作成も行っています。代行をご希望の方はお気軽にご相談ください。
ISJのEVISA代行サポート
EVISA申請は一見シンプルに見えますが、実際には細かな書類条件やアップロードのルールがあり、慣れていない方にとっては難易度が高いのが実情です。ISJでは、タイEVISAに特化した専門スタッフが、お客様の申請を「スムーズに、より確度を上げて通す」ためのフルサポートを行っています。
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⑴ 事前相談とビザ要件の確認
まず最初にお問い合わせからお客様のご希望や状況を伺いながら、最適なビザタイプと申請条件を確認します。ビザの種類によって求められる条件は大きく異なるため、この時点での正確な判断が非常に重要です。(希望するビザが既に決まっている場合は2へ)
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⑵書類のチェック・翻訳・補正
提出書類には英文の残高証明や住所の証明などが含まれますが、日本語のままでは申請できません。 ISJ代行では各種書類の翻訳はもちろん、画像の補正、形式変換(PDF化)、ファイル名の適正化まで対応します。細かな点がビザ取得の可否を左右するため徹底した確認を行います。
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⑶オンライン申請の代理入力と管理
EVISAポータルへの入力内容は、一度送信すると訂正できません。 ISJでは誤入力を防ぐため、すべての申請内容を確認の上で代理入力し、登録後のステータスも責任を持って管理します。申請状況の確認・進行も代行いたします。
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⑷承認通知・Eビザ(PDF)の受領・入国時の注意点案内
承認されたEVISAはPDF形式で届きます。印刷・保存の方法、入国時の提示方法などについても事前にご案内し、トラブルを避けるための準備をサポートします。「この書類だけで本当に入国できるの?」「入国審査官に何か聞かれることはない?」という不安も解消できるようサポートしています。
💡 サポートの特徴:
私たちISJは、**実際に複数のビザ申請を代行して通過させた経験に基づく実務ノウハウ**を保有しています。「初めてのビザ申請でどうすればいいか分からない」「本当に審査が通るか心配」な方は、ぜひ一度ご相談ください。
▼ビザ別の対応内容や料金、サポートプランはこちらからご確認いただけます。
EVISAのよくある質問
通常は7〜10営業日ほどで承認されますが、15日前後かかる場合もあります。ビザの種類や申請国、また管轄の大使館によっても違いがありますが、特にリタイアメントビザやDTVビザなど長期滞在に繋がるビザは時間がかかる傾向にあります。
EVISAの有効期限は、PDFビザに明記されています。「入国期限」と「滞在可能期間」は異なるため注意が必要です。通常、EVISAは発行から90日以内に入国し、入国後の滞在期間が設定されます。
はい。PDF形式で送付されるEVISAは必ず印刷して携帯してください。入国審査で提示を求められます。※スマホ画面を見せる事でも入国はできた事例も聞きますが、スムーズに入国するために紙を提出する事をお勧めします。
失敗の内容にもよりますが、同一情報で短期間にまた申請するとシステムで拒否されることもあるため注意が必要です。失敗した際、次回の再申請をより確実にするため代行をご希望でしたら一度ISJにご相談ください。
不可です。基本的には1人ずつ個別に申請が必要です。ただし、同一メールアドレスでシステム上に複数人の申請を管理することは可能です。
EVISA代行のご相談やご質問はこちら
Eビザの申請に不安がある方や代行を模索している方は、LINEまたはメールフォームから無料でご相談下さい。専門スタッフがご状況をうかがい、最適なビザと申請方法をご案内いたします。
EVISA全体の流れや申請方法については、こちらのEVISA完全ガイドで確認下さい。
