プライオリティパスの料金プラン|どのプランが自分に合う?
「プライオリティパスに興味があるけど、年会費はいくら?」「スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージ… どのプランが自分に合っているんだろう?」「高いプランを選んで損しないか心配…」
世界中の空港ラウンジを利用できる魅力的なプライオリティパスですが、複数の料金プランがあるため、どれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。
ご安心ください。この記事では、プライオリティパスの全プランの料金、サービス内容、メリット・デメリットを徹底的に比較・解説します。さらに、あなたの旅行スタイルや利用頻度に合わせた最適なプランの選び方まで、具体的にご案内します。
これを読めば、もうプラン選びで迷うことはありません。ご自身にぴったりのプライオリティパスを見つけて、次の旅から空港での時間をアップグレードしましょう。
目次
プライオリティパスの基本3プラン:あなたに合うのはどれ?
プライオリティパスには、主に以下の3つの会員プランが用意されており、利用頻度や予算に応じて選ぶことができます。
スタンダード (Standard):
- 年会費が最も手頃。
- ラウンジを利用するたびに、別途利用料金が発生します。
- 主な対象: 年に1〜2回程度しか海外に行かないが、たまにラウンジを利用したい方。
スタンダード・プラス (Standard Plus):
- 年会費と無料利用回数のバランスが良いプラン。
- 年間10回まで、追加料金なしでラウンジを利用できます。11回目以降は利用料金が発生。
- 主な対象: 年に数回〜10回程度、定期的に海外渡航や乗り継ぎがある方。海外ノマド、長期滞在の初期段階など。
プレステージ (Prestige):
- 年会費は最も高いですが、ラウンジ利用回数に制限がありません。
- 利用するたびの料金を気にせず、何度でもラウンジを利用できます。
- 主な対象: 出張が多いビジネスパーソン、頻繁に海外を飛び回るノマドワーカー、世界一周旅行者など、空港利用が非常に多い方。
このように、基本的な仕組みはシンプルですが、ご自身の利用スタイルを考慮することが、最適なプラン選びの鍵となります。
【一目でわかる】料金・サービス比較表 (2025年4月現在
プラン | 年会費目安(2025年現在) | 無料ラウンジ利用回数 | 追加利用料金 | 備考 |
---|---|---|---|---|
スタンダード | €89〜 | なし | 1回 €35前後 | 年数回以下の旅行者向け |
スタンダードプラス | €259〜 | 年10回無料 | 11回目以降 €35前後 | ノマド・長期滞在者向け |
プレステージ | €419〜 | 無制限 | なし | 頻繁に渡航する人向け |
【重要:必ずご確認ください】
- 上記の年会費および利用料金は、米国ドル建ての参考価格です。申し込みを行う国や地域、為替レート、プロモーションの有無によって常に変動します。
- 同伴者の利用は、どのプランを選択した場合でも、基本的に1回あたりUS$35の料金が発生します。
- ラウンジ利用だけでなく、提携レストランでの割引などの「空港体験」も利用できますが、利用条件は施設ごとに異なる場合があります。
👉 申し込み前には、必ずプライオリティパス公式サイトで最新の料金体系と利用規約をご確認ください。
各プランのメリット・デメリットを深掘り
それぞれのプランについて、もう少し詳しくメリットとデメリットを見ていきましょう。
スタンダード (Standard)
- メリット:
- 年会費が圧倒的に安い: まずは試してみたい、持っておきたいという方にとって初期費用を抑えられます。
- デメリット:
- 毎回利用料がかかる: ラウンジに入るたびにUS$35が必要なため、年に3回以上利用すると、スタンダード・プラスの年会費を超えてしまう可能性があります。($99 + $35×3 = $204)
- 利用をためらいがち: 都度払いのため、「今回はやめておこうかな」と利用を控えてしまう可能性があります。
- → こんな人に最適: 海外旅行は年に1回、多くても2回程度で、ラウンジを使うかどうかもその時次第、というライトユーザー向け。
スタンダード・プラス (Standard Plus)
- メリット:
- 年10回まで無料: 追加料金を気にせず、年間10回まで気軽にラウンジを利用できます。多くの一般的な旅行者やノマドワーカーにとって十分な回数でしょう。
- コストパフォーマンスの良さ: 年3回以上利用するなら、スタンダードプランよりもお得になります。ラウンジ1回あたりのコストを抑えられます。
- デメリット:
- 11回目以降は有料: 年間の利用回数が10回を超えると、1回あたりUS$35の追加料金が発生します。
- 回数管理が必要: 頻繁に利用する場合、無料利用枠の残回数を意識する必要があります。(アプリで確認可能)
- → こんな人に最適: 年に数回(3〜10回程度)の海外渡航がある方、乗り継ぎが多い旅程の方、海外移住や長期滞在を始めたばかりの方など、最もバランスの取れたプランと言えます。
プレステージ (Prestige)
- メリット:
- 利用回数無制限: 年間何回でも、追加料金を一切気にせずラウンジを利用できます。フライトの遅延や急な予定変更があっても安心です。
- 精神的な余裕: 「元を取らなきゃ」というプレッシャーなく、気軽に利用できます。
- デメリット:
- 年会費が最も高い: 利用回数が少ない(目安として年間10回未満)場合は、スタンダード・プラスと比較して割高になります。
- コストを回収するには頻繁な利用が必要: 費用対効果を最大化するには、コンスタントに空港を利用する必要があります。
- → こんな人に最適: 出張などで毎月のように飛行機に乗る方、世界一周など長期で頻繁に移動する方、空港での時間を最大限快適に過ごしたいヘビーユーザー向け。年間14回以上利用すれば、スタンダード・プラスよりお得になります($469 ÷ $35 ≒ 13.4回。年会費差 $469 – $329 = $140 を考慮すると、無料枠10回 + 追加4回程度が損益分岐点)。
プラン選びで失敗しないための3つのチェックポイント
どのプランが自分に最適か、さらに絞り込むための3つのポイントをご紹介します。
✈️ あなたの年間「渡航回数(フライト回数)」は?
- これが最も重要な判断基準です。過去1年間のフライト回数や、今後1年間の渡航予定を具体的に数えてみましょう。(往復で2回、乗り継ぎがあればさらにカウント)
- 年3回未満: → スタンダード を検討(ただし、3回利用で約$204かかる点に注意)
- 年3回~10回程度: → スタンダード・プラス が最有力候補
- 年10回以上(特に14回以上): → プレステージ がお得になる可能性が高い
- これが最も重要な判断基準です。過去1年間のフライト回数や、今後1年間の渡航予定を具体的に数えてみましょう。(往復で2回、乗り継ぎがあればさらにカウント)
🕐 空港での「滞在時間」はどれくらい?
- 乗り継ぎ(トランジット)が頻繁に発生しますか? フライトの遅延が多い路線を利用しますか? 空港にはいつも早めに到着しますか?
- 空港での滞在時間が長ければ長いほど、ラウンジで快適に過ごせるメリットは大きくなります。短い滞在時間しかないのであれば、高額なプランの必要性は低くなります。
💼 空港で「どのように過ごしたい」か?
- 単にフライトを待つだけでなく、空港での時間を有効活用したいと考えていますか?
- 静かな環境でPC作業やオンライン会議をしたい
- シャワーを浴びてリフレッシュしたい
- 無料の食事やドリンクで休憩したい
- 仮眠をとって体力を回復したい
- こうしたニーズが強いほど、プライオリティパス(特にスタンダード・プラス以上)を持つ価値は高まります。
- 単にフライトを待つだけでなく、空港での時間を有効活用したいと考えていますか?
これらの3つのポイントを自問自答することで、より自分に合ったプランが見えてくるはずです。
クレジットカード付帯のプライオリティパスと何が違うの?
「年会費無料のクレジットカードにプライオリティパスが付いてくるって聞いたけど?」という疑問を持つ方も多いでしょう。確かに、一部のプレミアムクレジットカード(例: 楽天プレミアムカード、セゾン・アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードなど)には、特典としてプライオリティパスが付帯しています。
しかし、公式サイトで直接申し込むプライオリティパス会員とクレジットカード付帯のプライオリティパスには、いくつか重要な違いがあります。
項目 | クレカ付帯版 | 公式購入版 |
---|---|---|
発行・管理 | カード会社依存 | 自分で自由に管理できる |
制約 | カード更新・解約に左右される | 完全独立、柔軟にプラン変更可能 |
利用条件 | プランによって回数制限あり | 自由に選べる |
特に海外ノマドや長期滞在者にとっては、以下の点が重要です:
- 継続性: クレジットカード付帯の場合、そのカードを解約したり、年会費の安いカードに変更したりすると、プライオリティパスの資格も失ってしまいます。生活拠点の変更などでメインカードを見直す可能性がある場合、公式サイト版の方が安心です。
- プラン選択の自由: クレジットカード付帯はプレステージ相当が多いですが、実際にはスタンダード・プラスで十分という方もいます。公式サイトなら、自分の利用頻度に最適なプランを無駄なく選べます。
もちろん、クレジットカードの他の特典(保険、ポイント還元率など)も含めて総合的に判断し、付帯サービスで十分かつ継続的にカードを保有する予定であれば、そちらを選ぶのも有効な選択肢です。しかし、プライオリティパスの利用自体を主目的とし、より柔軟性を求めるなら、公式サイトでの申し込みがおすすめです。
まとめ:最適なプランを選んで、快適な空の旅へ
プライオリティパスの料金プラン選びは、あなたの旅行スタイルや空港での過ごし方を反映する重要なステップです。
- 利用は年1~2回程度 → スタンダード (ただし都度払いのコストを考慮)
- 年3~10回の利用が目安 → スタンダード・プラス (最もバランスが良い)
- 年10回以上、特に頻繁に利用 → プレステージ (回数無制限の安心感)
そして、クレジットカード付帯ではなく、**公式サイトで申し込むことによる「自由度」と「継続性」**も、特に頻繁に移動する方にとっては大きなメリットとなり得ます。
この記事を参考に、ご自身の渡航頻度、空港での過ごし方をじっくりと考え、後悔のないプランを選んでください。
さあ、あなたにぴったりのプライオリティパスを見つけて、次のフライトから、空港での待ち時間をストレスフリーで価値あるひとときに変えましょう!