タイのリタイアメントビザ|3つの取得方法を徹底比較
タイのリタイアメントビザ(50歳以上の方の長期滞在)には、いくつかの取得方法があります。代表的なのは、日本でのeVisa申請でビザ取得が完結するO-Aビザ、日本で90日のNON-Oビザを取得してタイで1年の滞在延長を申請するNON-O eVisa経由、ノービザでタイに入国して現地で手続きを進めるノービザからの国内申請の3つです。
どの方法が適しているかは、現在どこにいるか、タイの銀行口座を利用できるか、日本で準備できる書類、渡航の予定によって異なります。ISJ(ロングステイタイランド)ではこの3つの方法をすべて扱っており、ご状況に合った方法をご案内しています。
※ここで比較するのは、法律上の「3種類のビザ」ではなく、ISJがご案内している代表的な3つの取得ルートです。
目次
3つの取得方法の比較表|O-A・NON-O・国内申請の違い
3つの方法の大きな違いは、ビザの手続きを日本で終えるか、タイで行うかです。O-Aビザは日本でのeVisa申請でビザ取得が完結し、タイ入国後に1年の滞在延長申請をする必要がありません。NON-O eVisa経由とノービザからの国内申請は、タイ入国後にイミグレーションで1年の滞在延長を申請します。
※表は横にスクロールしてご覧いただけます。
| 項目 | O-Aビザ | NON-O eVisa経由 | ノービザからの国内申請 |
|---|---|---|---|
| 申請する場所 | 日本(eVisaでオンライン申請) | 日本で90日のNON-Oビザ(eVisa)を取得 → タイ国内で1年の申請 | タイ国内(イミグレーション) |
| タイの銀行口座 | 初回取得時は不要 | 必要(お持ちでない方は口座開設サポートあり・別料金) | 必要(口座開設を含むサポートあり) |
| 日本での主な準備 | 医療保険・健康診断書・無犯罪証明書・80万バーツ相当の残高が分かる取引明細書など | 80万バーツ相当の残高が分かる取引明細書など | なし |
| タイ入国後のビザ申請 | 不要(ビザ取得は日本で完結) | 1年の滞在延長申請(1回) | NON-O(90日)への切替と、1年の滞在延長申請 |
| 滞在期間の特徴 | 入国から1年の滞在。ビザの有効期限内に再入国するなど条件を満たすと、最大約2年の滞在も可能 | タイで1年の滞在延長が許可される。以降は毎年タイで更新 | タイで1年の滞在延長が許可される。以降は毎年タイで更新 |
| ISJの料金目安 | 30,000バーツ 医療保険の保険料などの実費は別 | 35,000バーツ〜 口座開設サポートを含む場合は53,000バーツ | 45,000〜75,000バーツ 銀行口座・資金のサポートの有無で変わります |
※料金は政府申請料を含む目安です。正式な金額は、ご状況を確認したうえでお見積りいたします。
※審査や手続きにかかる日数は、時期やご状況によって異なります。
O-Aビザ|日本でビザ取得を完結したい方へ
O-Aビザは、日本にいる間にeVisa申請を終えられ、タイ入国後に1年の滞在延長申請をする必要がない方法です。初回取得時にタイの銀行口座を開設する必要もありません。一方で、医療保険・健康診断書・無犯罪証明書など、O-Aならではの条件があります。
- 日本にいる間にeVisa申請を完了できる
- タイ入国後に1年の滞在延長申請をする必要がない
- 初回取得時にタイの銀行口座を開設する必要がない
- 条件を満たせば、最大約2年の滞在も可能
- タイでのビザ手続きの負担を減らせる
- O-Aの条件を満たす医療保険への加入が必要です
- 健康診断書・無犯罪証明書の準備が必要です
- 80万バーツ相当の残高が分かる取引明細書(直近3か月分)が必要です。日本の銀行の明細でも申請できます
- 約2年の滞在は、ビザの有効期限内に再入国し、医療保険がその期間をカバーしているなど、条件を満たす場合です
- タイで延長(更新)する場合も、そのたびに医療保険の条件があります
▶ O-Aビザの必要書類・準備方法の詳細は タイO-Aビザ申請代行|日本から申請するロングステイビザ をご覧ください。
NON-O eVisa経由|タイの銀行口座を利用できる方へ
NON-O eVisa経由は、日本で90日のNON-Oビザ(eVisa)を取得してタイに入国し、タイ国内で1年の滞在延長を申請する方法です。タイの銀行口座をすでに利用でき、資金の条件を満たしている方に適している場合があります。
- タイの銀行口座をすでに利用できる方
- 必要な資金の条件を満たしている方
- O-Aの医療保険や書類の条件が合わない方
- eVisaの申請では、80万バーツ相当以上が90日間入っていることを示す取引明細書が必要です(日本・タイどちらの銀行でも申請できます)
- タイの銀行口座があるだけでは条件を満たしません。タイでの1年の申請では、タイの銀行の残高証明書(80万バーツ以上)が必要です
- 口座をお持ちでない方は口座開設サポートを組み合わせられますが、その分の費用(+18,000バーツ)と手続きが増えます
▶ 90日のNON-Oビザ(eVisa)の取得については Non-O(退職者)eVisa取得代行 をご覧ください。
ノービザからの国内申請|タイ到着後にまとめて進めたい方へ
ノービザからの国内申請は、日本でビザを取得せずにタイへ渡航し、タイ国内でNON-O(90日)への切替と1年の滞在延長申請を進める方法です。日本での準備がいらない一方で、タイでの手続きと、そのための滞在日数が必要になります。
- すでにタイに滞在している方
- 日本でのeVisa申請を希望しない方
- タイ国内での申請を希望する方
- 現在の滞在期限内に手続きを進める必要があります(残りの日数によって進め方が変わります)
- タイの銀行口座と資金の証明が必要です。ISJでは口座開設・資金のサポートを含めてご案内できます
- タイで2つの手続きを行うため、現地での日数とスケジュールの確保が必要です
ISJでは、現在の滞在期限と銀行口座の状況を伺ったうえで、申請日と必要な準備をご案内します。▶ タイ入国後のリタイアメントビザ国内申請サポート
どの方法が適している?|状況別の選び方
どの方法が適しているかは、現在どこにいるかと、タイの銀行口座の状況で大きく変わります。目安は次のとおりです。
※これは簡単な目安です。実際に取得できるかどうかは、書類や資金の状況を確認したうえで判断します。
どの方法を選べばよいか分からない方は、ISJが無料で事前確認いたします。
ISJの現地実務から|一般的な比較では分からないこと
制度上の条件は同じでも、実際の進めやすさは、銀行口座の状況や年齢、準備する場所によって変わります。ISJ(ロングステイタイランド)が実際の申請サポートで確認している点をまとめます。
タイ国内で1年の滞在延長を申請する場合、タイの銀行に80万バーツ以上を、申請の前から一定期間(2か月以上)入れておく条件があります。
- タイの銀行口座に80万バーツ以上がすでに入っている方は、口座開設が不要なため、NON-O eVisa経由で手続きを少なく進められることが多くあります。
- 残高証明書の発行は、銀行によって扱いが異なります。ISJの取扱いでは、バンコク銀行は80万バーツを4か月以上維持していないと残高証明書が発行されず、その他の銀行では2か月以上で発行できています。これは銀行ごとの扱いで、タイ全体の一律の決まりではありません。
- ISJの資金で残高証明を取得する「資金のサポート」を利用できるのは、アユタヤ銀行(クルンシィ)の口座の場合に限られます。
- O-Aの医療保険は、年齢が上がるほど保険料が高くなり、71歳以上の方は負担が大きくなる場合があります。ISJでは、O-Aの条件を満たす保険の中から、保険料を抑えられる商品を日本語でご案内しています(保険料は実費です)。
- 日本で準備する方法(O-A・NON-O eVisa経由)は渡航前に書類をそろえる手間があり、タイで準備する方法(国内申請)はタイでの滞在日数と手続きの手間がかかります。
補足|O-Xビザとは
O-Xは、O-Aと同じく日本などタイ国外で申請するロングステイビザの一つで、O-Aより長い期間(10年タイプ)の滞在を前提としたビザです。滞在できる期間と資金などの証明条件がO-Aとは異なりますが、O-Aと同じ部類のビザタイプになります。O-Xは
よくある質問
O(リタイアメント)は、NON-O(90日)からタイ国内で1年の滞在延長を申請するビザです。O-A(ロングステイ)は、日本などタイ国外でeVisa申請をして取得するビザで、医療保険・健康診断書・無犯罪証明書などの条件があります。申請する場所と条件が違います。
O-Aビザであれば、日本でのeVisa申請でビザ取得が完結します。NON-O eVisa経由の場合、日本で取得するのは90日のビザまでで、1年の滞在延長はタイ入国後に申請します。
O-Aビザは、初回取得時にタイの銀行口座は必要ありません。NON-O eVisa経由と国内申請ではタイの銀行口座が必要ですが、ISJで口座開設のサポートを承っています。
はい、ご相談いただけます。ご家族の年齢やご状況によって取得する方法が異なるため、事前確認の際にご案内します。▶ タイ 帯同ビザ完全ガイド
NON-O eVisa経由と国内申請で取得した場合は、毎年タイで更新します。O-Aビザは、条件を満たせば約2年滞在したあとにタイで延長でき、延長のたびに医療保険の条件があります。▶ タイ リタイアメントビザ「更新」代行
ノービザからの国内申請が中心になります。一度日本に戻るご予定がある方は、O-AやNON-O eVisa経由が合う場合もありますので、ご予定とあわせてご相談ください。
どの方法が適しているか、ご自身で判断する必要はありません。
現在地、資金の状況、渡航のご予定などを伺い、ISJが適した取得方法をご案内します。



